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ある秋の詩

秋の日の ヴィオロンの

ためいきの 身にしみて

ひたぶるに うら悲し。

鐘のおとに 胸ふたぎ

色かへて 涙ぐむ

過ぎし日の おもひでや。

げにわれは うらぶれて

こゝかしこ さだめなく

とび散らふ 落葉かな。

   ポール・ヴェルレーヌ 「落葉」
   上田敏訳(『海潮音』より)

Koyo_14 

~訳者のことば~

仏蘭西の詩はユウゴオに絵画の色を帯び、

ルコント・ドゥ・リイルに彫塑の形を具へ、

ヴェルレエヌに至りて音楽の声を伝へ、而して又更に

陰影の匂なつかしきを捉へむとす。

 ポール・ヴェルレーヌの詩は本当に音楽のよう。

 「色かへて 涙ぐむ」のところで

 哀切に転調する

 バイオリンをヴィオロンと表現したとこも良い

 ヴィオローン

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